敏感期 |
「敏感期」は、は、モンテッソーリ教育を語るうえで、欠かすことができません。 以下は、「モンテッソーリ教育が見守る子供の学び 松浦公紀著」を参照させていただき、要所のみ記載しました。詳しくは同書をご参照ください。(p36〜p45) @ 言語の敏感期 胎児期7か月〜3歳前後 7か月の胎児は、耳が完成し、周囲の音や声を聴いているといいます。それらの聞いた声や音は、こどもの中に吸収され、ため込まれて、やがて誕生後に発せられる言葉の基礎となります。 A 文字に対する敏感期 3歳半〜5歳半 文字に対してごく自然的に興味や関心がでてくるのは、幼児期です。この時期にこそ、文字に対する興味や関心に応答できる環境を用意することが重要となります。 B 小さい物への敏感期 2歳〜3歳 C 感覚の敏感期 感覚の探求、ため込み 0歳〜3歳 見たもの、聞いた音、匂い、味、感触など、すべてを溜め込む時期。 感覚印象の整理、分類、秩序化 3歳〜6歳 それまで溜め込まれた感覚的印象を分類し、秩序化し、整理していく時期。 この時期に、感覚教具が大きな役割を果たすことになります。 D 運動の敏感期 運動能力の発達 0歳〜3歳 幼児の場合、運動とは、スポーツをすることではなく、立つ、座る、運ぶなどの、動きとか動作と言われるものを指しますが、その動きがしっかりとできていくことが、自立へ繋がっていくので、子どもからその要求が自然に表れてきます。 洗練、調整された運動 3歳〜6才 0歳〜3歳までに獲得した動きを更にスムーズに、或いは、より発展させて行く敏感期となります。
F 文化の敏感期、6才〜9歳 モンテッソーリ教育でいう、文化とは、植物、動物、鉱物、宇宙、歴史、地理など、広範囲に渡ったものですが、このような事柄にも 子どもは、興味を示します。分厚い図鑑などをためらいもなく読み始めるのもこの頃です。 G 礼儀と作法の敏感期 人間関係を上手に構築し、社会生活を円満に過ごして行く為の礼儀やマナー、作法を吸収する時期。 例えば、挨拶をすることや、「ありがとう」や「ごめんなさい」の感情の伝達など家庭内だけでなく、お友達や、社会の中で表現できることもできるようにしたいものです。
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